1975年
アルバム「Give Us A Wink(甘い誘惑)」収録
この曲はデフ・レパードのカヴァーから聴いた。ビートが効いててお気に入りの曲だ。まるでデフレの曲のようにしっくりくる。
で、もとのスウィートに遡ってみた。そしたら元もいいんだこれが。まぁ当然かもしれないが、いいからカバーされたんだよね。
スウィートの事は知っていたがグラムとハードロックをまとったアイドルバンドという認識だった。まぁそれはよくは知らなかったってことだね。
「ボールルーム・ブリッツ」ぐらいしか聴いたことなかったしね。キワモノバンドくらい思ってたかな。
で、元のスウィート版。かっこいい。疾走感がいい。映像は口パクアテレコ演奏だけど。若干ハードな曲過ぎて観客ひいてるけど。踊れないじゃんって。
デフ・レパードはけっこう忠実にカヴァーしてるんだけど、元のほうがさらにごっつくていい。こっちのほうが好きだわ。音が好き。
デフレのも当たり前に好きだけど。
アルバム「Give Us A Wink(甘い誘惑)」もいい。
なにがアイドルバンドだよ。めさハードロックじゃないか。ヘビメタの走りか。
でもやっぱりポップで聴きやすい。「COCKROACH」なんてゴリゴリしてるけどね。そしてどれも劇的(オオゲサとも言えるけど、それがこのバンドの良さだろう)
歌詞はまぁ特に気になったとこはないんだけど
Gonna bring you down
‘Cause you’ve been pushing me
You’ve got to recognise my superiority
お前を倒すつもりだぜ
お前は俺を押しつぶしてきたんだから
お前は俺がすごいって認めるんだ
・・・・・・・・・・・・・・
Oh, I was suicidal ‘
cause you was my idol
Baby, baby, baby,
bring it to your knees
ああ、お前は俺のアイドルだったから
俺は死にたい気分だったぜ
ベイビー
跪かせてみろよ
この辺はバンドが自信をつけていく過程のことかね。
スウィートは最初マイク・チャップマンとニッキー・チンというヒットメイカーによって「ブロック・バスター」や「ボールルーム・ブリッツ」などヒットを飛ばした。
しかしバンドのメンバーはヒットメイカーが作った曲ではなく自分たちのやりたい音楽を目指すようになったわけ。それで「フォックス・オン・ザ・ラン」やこの曲がヒットしてグラム・ポップ・アイドルから脱却していった。
なんか日本でもなかった?レイジーがラウドネスになったみたいな?違うか。
Liar, liar, liar, liar
ってなんか騙されでもしたんかね。契約の事とか?
そいで
Higher, higher, higher, higher
‘Cause I’m the main man 俺が主役
って言ってるのかもしれんね。うっぷん溜まってたんかもね。
まぁmain manってのはT-REXのテレグラムサムからかもしれないけど。
すっかりみ直し(聴き直し)ちゃったのだけど、当時はあまり日本ではクローズアップされてなかったんじゃないかな。日本はQUEEN真っ盛りだったろうからな。
しかしやがてSWEETはなんとも不可思議なことにバンドが二つになっていったのであった。。。
デフレパードのカヴァーのほうも。
最初に書いた通り僕もこっちがこの曲を知った最初。
もう一つ、SWEETで好きな曲。つうか僕の中でSWEETといったらこれが印象強すぎるな。
マイク・チャップマン&チン時代の珍曲だ。
ボールルーム・ブリッツ邦題も「ロックン・ロールに恋狂い 」。なんやそれ。
バンドのカッコよさなら後期なんだけど、グラムがかった面白さはアイドル時代か。
まぁSWEETを聴くなら、全時代を網羅してるベスト盤「ヴェリー・ベスト・オブ・スウィート」をお勧めするぜ。


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