Come On Eileen /Dexy’s Midnight Runners

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(1982)  *全米1位は1983年
Too-Rye-Ay「女の泪はワザモンだ!!」収録

 

大ヒットだったよね。ビデオもよかった。
どうもイギリス発のテクノポップが氾濫してて(たぶん実際はそうでもなかった)、すこし食傷気味だったとこに耳新しかったよね!そっこうでヒゲのおっさんがダボっとしたジーンズでいじけたように体育座りしているジャケットのこのアルバム買っちゃったもんね。それどころか、なぜかこの絵を模写したりしたもんね。わからん若気のいたり(写真はCD版。買ったのはLPじゃった)
しかしなんだよ”女の泪はワザモン”って!ポケモンの一種かよ!


まぁなんせ新鮮だったな。バイオリン(フィドル)やらバンジョー、アコーディオンでみなカーペンター着て妙な帽子、サンダルで街角演奏だぜ!みょうなステップふんでるぜ!なんかジプシーとかそういうイメージ。
素肌にカーペンターの女の子ってのが当時どきどきしたっけな。

名前もデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズなんてかっこいいじゃん。僕はこういうジプシーのお祭りっぽい音楽がデキシーミュージックなのかと当時思ってたんだ。だからこのバンドはアメリカの南部出身のバンドだと思ってた。
全然ちがうやん。デュラン・デュランと同じイギリスのバーミンガムのバンドじゃん。
で、リーダーのケビン・ローランドはアイルランド系の人らしくてケルト音楽を取り入れているとのこと。それがこういう味になるのかな。ケルト音楽は勉強不足でようわからないけれども。曲の冒頭にひいてる「Believe Me If All Those Endearing Young Charms 」はアイルランドのトラディッショナル。
そして確かにアメリカのトラディッショナルな「Dexie’s Land」にも通ずるとこがあるなぁと思ったら、その昔18世紀ごろアイルランド人が大勢アメリカに希望を求めて移住しているんだね。古きアメリカを題材にした映画でよく見るね。そしてそれがアメリカのフォークソングの根柢にあるんだね。デキシーもあながち関係ないわけじゃないかもしれないね。勉強になるね。
そういうのがあってアメリカで大ヒットに結びついたんだろうね。

しかしこのアルバムはよく聞いたな。なんども言うけど女の泪はワザモンだ!!って邦題はどこをどうつついたら出てきたのかはわからないけど、シンセポップが中心だったところ、この音は新鮮だったしボーカルもへんなこぶし入れてて好きだった。ブラスをいれたり、曲調もスカっぽいのがあったりワルツがあったり。
気に入ったので、遡ってデビューアルバムも買った(このToo-Rye-Ayは2枚目のアルバム)デビューアルバム「Searching for the Young Soul Rebels」は何とごりっとパンクだった!これはこれで好きだったな。
ちなみにデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズはボーカルのケビンのワンマンバンドでメンバーはとっかえひっかえ50人も首にしてるんだって!

カバーでは女性ボーカルのスカ・パンクバンド セイヴ フェリスがなどがやってて、このブラス・スカの曲はたしかCMでも使われていたけど、ここに乗せるほどでもないね。

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