スケートとお風呂もしくはレインボウ

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デートに誘うと近くにできたスーパー銭湯に行きたいというのだ。あのスーパー銭湯たしかにたしかに僕もできた時から気になっていた。
ああ、しかし風呂じゃいきなり男女は分かれ分かれじゃないか。
「もっといい風呂知ってるよ。レインボーバスって言うんだ。ジェットバスもついてる。あ、なんなら露天風呂ついてるとこでもいい」「ついてるってなによ。どこへ連れてくつもりよ」
むーん。
せつないじゃないか。
と、妥協案としてスーパー銭湯の前にスケートに行くことにした。
神奈川スケートリンク。
といってもね、スケートなんて中学以来だ。どうなんだ?滑れるのか?
神奈川スケートリンクはその中学の時に行った時のまんまだった。すげぇ。
(改装して横浜銀行アイスアリーナになる前の話です)
そして靴を借り滑りだす。もちろん初心者専用リンクから。ちびっこ達にまぎれて。
おっかなびっくりだったが案外滑れるじゃない。転ばないじゃない。
そいじゃ広いところへ。大海へ。
いやぁ案外楽しいねスケートも。連れを忘れてぐるぐる(スピンじゃない。出来ない)回っちゃったよ。
ちょっとスーイスイとは言えないかもしれないけど。
自己流。
しかし広いほうはですね、荒川静香の影響かミキティかはたまた真央ちゃんの影響かで、くるくるしてるやつが多い。後ろに滑るやつも。
わがもの顔。あぶないんだよ。それこそヨチヨチな足元の者にとっては危険極まりない。連れは危険を感じると、とりあえず転んでおくという対処法。回避出来ないから。
そのうちコスチュームまで来た女の子が、コーチだか母親だかとリンクに降りて滑りだし、逆走までしやがってあまりにあったまキタので、目一杯でかい声で「いくらなんでもマナーがなってないだろ。そこの字(逆走禁止)が読めないのか」とまわりのバカどもにも聞こえるように言ってやった。バカメバカメ。
す、すると全然関係ない小学校あがってないような、壁づたいヨチヨチの男の子が急に泣き出した。転んだせいか、驚いたのかは定かじゃない、定かじゃないがまっさか僕の声でではないだろ、ないよね?そこまで怖くないよね?
しかし逆走軍団が息を吹き返してしまった。おまえら関係なかろうに。
「大会が近いんです!」とかなんとか。
だから関係ない。危ないんだって。
それに誰もが千いくらかのお金払ってんだって(今はっと気付いたのだけど、きっとこのコスチューム軍団たちは金払ってなかもな!奥の関係者以外立入禁止ドアを出入りしてたもんな)
うーんナゼカ泣く男の子のおかげで僕が悪者っぽい。
スケートに似合わぬ革ジャンに黒ジーパンという黒づくめのいで立ちも分が悪い。
かちんかちんきたけど、せっかくの時間を無駄にしたくないのもあり「危ないです!」とだけ最後にも一度きつく言っておいた。
フィギュアに脚光があたるのはよいが、どこの世にもいるバカメバカメがはびこるのは困る。フィギュアの品位が落ちる。
真央ちゃんが泣く。
まぁ気を取り直したさ。切り替えの早さが売りですから。3歩あるけば忘れる。ニワトリ並。なんだとっ!
そして、そろそろ普段使わない足の筋肉を使ったせいで、色々支障が出てきたので上がることに。
これはヤヴァイ。張り切りすぎた。足の裏とかふくらはぎ、弁慶の泣き所までもぴきぴきしている。
そうだ、こういうときこそ温泉だ。温泉じゃないみたいだけど。スーパー銭湯だけど。
そのスーパー銭湯の名は「おふろの王様」!すばらしい。すばらしいネーミング。
なんせ出来たばかりだからとてもきれい。しかも案外でかそう。
入浴料は600円!激安い。
そして残念ながらしばしお別れ。いや僕は女湯でもぜんぜん構わないんですがね。
入る。
おおおおおぉ。思ったよりかなりいい。かなりでかい。
何種類ものジェットバスや寝湯やらサウナやらあった。サウナは広いし中にどでかいテレビ付。そして露天風呂!気にいったぜおい。広いしし緑に癒される。横浜のこんなところにこんなところが!
あと釜湯で釜茹でにされたり蒸されたりと満喫。のぼせたら不感温度風呂(つまり体温と同じ風呂)が気持ちいい。
たっぷりと長湯する。なんせ足腰のスケート疲れを残さないようにしっかりと。まぁ普通に翌日筋肉痛になった。
もう一度いう。600円、激安い!
その後足つぼマッサージとか(これは別料金)堪能。ほかほかしながら。

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