ロックンロールがなくっちゃ明日もさすらっちゃうよ
このDrift Awayは昔の曲だ。ということはわかっていたのだけど、誰の曲だけは知らなかったし、調べたこともなかった。
最初聴いたのはストーンズの海賊版かな。すっかりストーンズの曲になってたけどその海賊版には他のカバー曲も多かったし、他の正規版でこの曲がなかったのでカバーだなぁとは思っていた。
その後、ロッド・スチュワートやボン・ジョビがやってるのも聴いて、いい曲だよねっていうかこの二人歌うとそれぞれの曲だっていってもそうかってなっちゃうよね。
で、ある時なにかで聴いたやつ。あ、あの曲だ、やっぱいい曲だなこれは誰バージョン?
調べたらアンクル・クラッカーUncle Krackerの正式カバーで2002年あたりにヒットしたようだ。
アンクル・クラッカー、正直知らなかったのだけどこの曲のほかにもFollow Meという日本でもボトル茶のCMでも使われたヒット曲があるそうだ(wiki先生談)
このMVの後半に黒人の男性がボーカルに絡むんだけど、もしや、と思ったらやっぱりこの人が最初にヒットさせた(1970年代)ドビー・グレイ氏のようだ。当時の日本語題、「明日なきさすらい」。うーん昭和、まあいいだろう。
作った人はMentor Williams、一番最初の最初はもっとスワンプなバンドが演奏したようだが、大ヒットさせたのはこのシンガー、ドビー・グレイ。やはり泥臭くていい。
この曲が多くのバンドやシンガーにプレイされるのは、曲が素晴らしいのはもとより、この詞が琴線に響くからでまちがいない。
Day after day I’m more confused
So I look for the light in the pouring rain
You know that’s a game that I hate to lose
Now I’m feelin’ the strain, ain’t it a shame
毎日毎日ひどくまいっている
だから雨が降り注ぐ中光を探す
わかるか?ゲームに負けたくないんだよ
今感じている緊張は、恥ずべきことじゃない
Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away
Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
Beginning to think that I’m wastin’ time
I don’t understand the things I do
The world outside looks so unkind
Now I’m countin’ on you to carry me through
時間を無駄にしている気がする
自分のやってることがわからない
外の世界はやさしくなんかない
なぁ連れてってくれないか
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
And when my mind is free
You know a melody can move me
And when I’m feelin’ blue
The guitar’s comin’ through to soothe me
そして心が自由なとき
メロディーが俺を突き動かす
そして心がブルーなとき
ギターが俺を慰めるんだ
Thanks for the joy that you’ve given me
I want you to know I believe in your song
Rhythm and rhyme and harmony
You help me along makin’ me strong
あなたがくれる喜びに感謝します
あなたの歌を信じているって伝えたいんだ
リズムと韻とハーモニー
あなたは俺を強くする救いなんだ
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
さあビートをくれ、魂を開放してくれ
あなたのロックンロールに溺れ漂いたいんだ
Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away
Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your rock and roll and drift away
Now, now, now, won’t you
Won’t you take me, oh, take me
この曲はロックンロール賛歌であり、ゴスペルに通ずる神への賛歌ともとれます(特にドビーのはそうだろう)。なのでYouはあえて”あなた”にしたけどロックっぽくお前でもいいかもしれない。
まぁR&Rゴッドのことは思い浮かぶのですが、そもそも宗教からほど遠い日本人である僕にははっきりそこの感覚まではわからない。
しかしこれをライブで演れば、大合唱になってアガるのは間違いない。そんな曲です。
最後にボス、ブルース・スプイングスティーンのライブ。これはリクエストを受けての即興かな。後ろのドラマーがなかなか見てて楽しい。しかし素晴らしい。
ところで赤いボードに書かれた、「I’d give my right testicle to hear DIRFT AWAY」とはどういう意味?ドリフトアウェイが聴けたら右の睾丸をあげます??
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