あんた、わかってんの!!
1995年発表
アルバム「Jagged Little Pill」収録
最初この曲聴いた時「かっちょえーのがまた出てきた!」と思ったね。それは今から25年前のことだったらしい。まじか。そんなか。
シンガーはアラニス・モリセット。当時の僕はきいたことのあるようなないような。
覚えてるのはCD屋にいったらずらっと並んでて、試聴コーナーにもあって、ああやっぱ売れてんだなと。
そいで試聴したらやっぱかっこええ、違ったかっちょえーんでアルバム買って帰った。
売れたみたいよジャッジド リトル ピル。
ちょっと変わった声。とくに高音。耳に残る。そしてヒステリック。
抑えたところもサビもキタコレって感じだった。この辺、椎名林檎とか矢井田瞳とかもろ影響受けてそうね。
You Oughta Know。oughtaはought toだからするべきだ。あなた知っておくべきよ!
これがコエー歌なのよ。フラれた恨み歌みたいな?
彼氏が他の女の子に乗り換えたわけね。それをこんなふうに言っちゃうんだぜ。
An older version of me
私の老けたバージョンみたいね
Is she perverted like me
彼女、私みたいな変態なの?
Would she go down on you in a theatre
彼女あなたに映画館でシテあげるのね?
まぁ、なんてことを。
Cause the love that you gave that we made wasn’t able
To make it enough for you to be open wide, no
And every time you speak her name
Does she know how you told me you’d hold me
彼女はしってるの?あなたか私に言ったこと
Until you died, til you died
死ぬまでずっと抱きしめるってね?死ぬまで
But you’re still alive
で、なんであなたまだ生きてるの?
ビビります。こわすぎます。
You, you, you oughta know!
あなたわかってんの!
このイキオイで詰め寄られたら涙目になるしかないですな。迫力あるー。
この恨み節はアデルの「Someone Like You」に通ずる怖さ。どっちも好きだけどね。
ちょっと読んだのですが、どうやらこの歌はアラニスが19歳の時付き合ってたデイブ・クーリエという俳優(当時34歳だったそうだ!)との別れにだそうだ。よほど頭きた別れだったんだろうかね。
その彼はこの歌を聴いて「なんてこった僕らのプライベートの歌だ」とぴんときたそう。映画館のくだりかね?
なんにしろ失った恋と引き換えにスカッとする名曲が生んで大ヒットさせちまうんだから女はすごいね。
バックの演奏にレッチリのデイヴ・ナヴァロとフリーとチャドが参加してる。そのへんも疾走感につながってるか。なんでもアラニスのアルバム制作のためにレッチリのアルバムが遅れたとか??
すげぇシンガーが出てきたなぁと思ったらあれよあれよとアルバムトータルセールスが6000万枚を超えるモンスター姉ちゃんになっていったんでした。
恨みは女を強くする?


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