このカッティングはアベフトシに捧げているのだろう
「世界の終わり」はピエロのお面をかぶったメンバーがいるバンドのことではなくて、ミッシェル・ガン・エレファント通称TMGEの曲で、僕の一番好きな曲だ。
ミッシェル・ガン・エレファントではほかに「バードメン」とか「G.W.D」とか「スモーキン・ビリー」とか「ゲット・アップ・ルーシー」とか「ダニー・ゴー」とか好きだ。おいおいいっぱいだな。
そいで今回はというとカバーされてる「世界の終わり」だ。それも奥田民生だ。それもアコギ一本勝負だ。なんてこった。
アコギでここまでミッシェル・ガン・エレファント、というかアベフトシを思わせるかってまずびっくりだな。やっぱすごい人だ民生。
それにしても奥田民生は先に逝ってしまった歌をうたうことが多い。骨を拾うかのように。
そしてそのリスペクトと無念さが伝わり胸があつくなる。
いや別に亡くなった人の曲ばかりでなくいろいろ取り上げて歌っているのだけれどもね。
アベフトシはミッシェル・ガン・エレファントのギター。テレキャスによるガキガキと硬質で激しく攻撃的なカッティングをかます。それこそ攻撃的でバンドの音やもしくはボーカルさえもかき消そうかという激しさ。まさにマシンガンという感じ。印象に強く強く残るタイプのギタリストだった。
2009年7月22日急性硬膜外血腫のため死去。享年42歳。
ほかの民生ちゃんが悼んで歌っていてぐっときてしまうやつをのせる。
フジファブリックの志村正彦は奥田民生に影響をうけて音楽を志す。のちに「奥田のせいで道を外れた」と話した。
この「茜色の夕日」は志村がアマチュア時代に音楽をあきらめようかと思ってた時、バイト先の先輩だった氣志團の綾小路翔が、「だったらこの曲(茜色の夕日)をくれないか」と本気で頼んだそうだ。結果、音楽をあきらめなかった。
アベフトシと同じく2009年の12月24日に死去。29歳の若さだった。
奥田民生は志村が亡くなった4日後の12月28日にCOUNTDOWN JAPANにて弾き語りで熱唱している。その時の声をつまらせながら歌うライブもYOUTUBEで探せば聴ける(音声だけ)
もちろん氣志團もカヴァーしている。
そして「スローバラード」
もう清志郎が憑依しているってことでいいんじゃないか?
いつ見ても涙がでるほどのものを持っている(映像の中でも泣いてる女性がいるけどわかる)
音楽ってすごいって思わされるよ。
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