ALONE 孤独なサバイバー

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今、「ALONE 孤独なサバイバー」というリアリティ番組にはまっている。

ようは「獲ったどー!」でお馴染みの「よゐこの無人島生活」の超過酷版だ。

挑戦者10人がそれぞれサバイバル能力を駆使し、たったひとりでなーんもない森林に置き去りにされ生き残りをかけるという、ほんとそれだけの設定の番組だ。
最後の一人まで生き残ったら賞金50万ドル(5500万円くらいか)を手にできる。
もちろん生き残りっていってもみんな死んでいくわけじゃない。それぞれが緊急通信機を持っていて、それで救助隊を呼ぶことができる。つまりリタイアだ。死んだらさすがに放映できないだろう。
だれがリタイアせずに最後の一人になれるかっていう戦いだ。

場所はカナダのバンクーバー島ってところ。
なんせ過酷なのは雨が多いってことと気温が低いということ、そしてここには熊だのクーガーだの狼だのがうようよしている危険地帯。
さらによりによって季節は冬に向かっていてなお寒くという過酷っぷり。食料も調達しにくいだろう。

とはいえ挑戦する10人はサバイバル慣れした面々だ。みな最初は自信ありげだ。ある程度選ばれし者たちだ。
一応注意書きとして、素人はまねするなとテロップが流れる。そうだろうな自然は恐ろしい。素人じゃあっという間に死んでしまうだろうか。

現在シーズン3までつまり三回この生きのこりゲームをやってるということだ。それでまだ重大な事故、死者が出ていないということは過酷だがある程度は安全を期しているのだろう。そりゃじゃないと大問題映像になる。

しかしシーズン1はまだ番組が始まったばかりで、わからないだろうからシーズン2やシーズン3より過酷なのではないかと思う。いったん見てからの参加なら心構えや修正ができるものね。

で、サバイバルにたけた10人の男たち。誰もが50万ドルを獲得する気まんまんだ。
しかし自然の厳しさはそんな甘いもんじゃなかった。
とっても勉強になる番組だなこれは。

サバイバル生活を生き残るためには二つ重要なものがあるのがわかる。
運と強いメンタルだ。
テレビ番組なので死んで終わりはない(今のところ)。チャレンジの終了は耐え切れなくなった挑戦者が救護を呼ぶという形だ。心を折られるってやつだ。
心を折られるのも2種類ある。ひとつは生命の危機だ。死んだら元も子もない。
そしてもう一つ敵は孤独だ。

まず挑戦者たち、サバイバーと呼ぼうか、彼らはここに来るときに10品だけ持ち込みを許される。
大事なのは防水ターフ、ナイフ、ファイヤースターター(火打石)
マッチやガスライターじゃ尽きてしまうし、持ち込める品数に限りがあるからみな火打石だった。

そして無人の海岸線にだいたい10キロ間隔ぐらいへだててひとりひとり置いてきぼりにされる。連れてきたボートやヘリが去っていくとき、サバイバーたちも急に心細そうになる。

そして置いてかれたそれぞれの場所にまず運不運がある。その差はとても大きい。
生存に一番大事なものは水、そして寝床だ。
運のすばらしく良いものはスタート地点すぐに小さな滝をみつける。そして平らな地面も。
しかし大抵のサバイバーはまず水場をもとめてさまよう。しかし海岸で陸地は木が密集している。移動だけでもたいへん。水、まず最優先。
渇きに苦しみながら3日くらいさまよっている者もいる(雨がよく降るのでしばらくはもつ)
その間に着々と”家”を作ってるものもいる。
住環境をととのえるのにいきなり差がつくということだ。キャンプ場とはわけがちがう。

そして一番不運なのは熊の巣のそばにおろされたやつだ。グリズリー。
ネタバレになるが、なかなかガタイのいい警察官は降ろされてしばらく探索すると熊の糞やら食い散らかされた鮭の頭やらを発見してしまう。それどころか熊の親子も目撃する。
最悪だ。
そして最悪なのはその夜だ。仮設でターフで囲んだテントで寝ていると大きな獣の足音と鼻息が。外のカメラにはテント周りをうろつく熊ちゃん。
警官、もちろん寝れません。
翌朝、救護隊が彼を迎えに来ました。初日にして脱落、でも彼を責めれません。長い長い夜だったろうな。やばすぎるよ、熊の巣じゃね。運がなかった。
「どんな凶悪犯より恐ろしかった。。」
そうかもしれんね。

ということでALONEを紹介した。
サバイバル状況に順応してきて生活ができるようになってくると最後は孤独との闘いなんだな。
人間そうなのかって思うほど孤独に心折られる。リタイアボタンを押してしまう(いろいろな言い訳をつけて)
もちろん自然の過酷さの上での孤独だからなおさら耐えられないんだろう。
結局シーズン1の決着は2か月をまたなかった。最後生き残った優勝者はまるで仙人のようだったな。

しかしサバイバルな状況、とても興味あるな。僕もやってみたいよ。熊さえでなければ。。熊はあかんやろ。。

シーズン2、シーズン3と進むにつれて挑戦者も前回を見て参考にしたり心構えもできたりでより強くなっている(だからかシーズン3では場所がバンクーバー島からパタゴニアにかわる)
シーズン1は手探り(きっとスタッフも)だから一番過酷かもね。
ALONEはシーズン3まで見始めたので、ちょくちょく書きたい。

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