天カンパチ、金目、アオリイカ 金目編

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天然カンパチ、キンメダイ、アオリイカを市場で買ってきた話。その2
金目鯛編。っていうほどは中身のない話。

前回のカンパチ編はこちら


金目鯛はご存じの高級魚だ。そして僕の好きな魚ベスト5には必ず入る魚だ。
じゃぁ1位から5位までの魚を全部発表してみろと言われれば、ごめんそんな深くは考えてなかった。とにかく愛してやまない魚だ。
しかし高級魚。われわれ庶民にはなかなか口に入らない。高くて買ってこないので食卓に上がらない。
なかなか口に入らないから恋焦がれる典型的な恋わずらい系の魚だ。なんの話だ。

なぜそんなに高いのか。
ひとつは深海魚だからだろうか。
釣りにいくとわかるが、船長の「はい下して」の合図で順番に仕掛けを下す。それが深海400とか500mとかだから、えんえんと道糸が出ていくのを見守る。そいで「上げて」の合図でスイッチポン。こんだけ深いと手でリールを巻いていられない。電動リールで巻き取るのだ。なんせ道糸が長いからほかの人と絡まりやすいので、基本自分勝手に上げたり下げたりできない。やつらも500mも下から引きずりだされるのだからたまらない話だ。
つまり釣るのが大変。
でも基本はえ縄で獲っているとも聞く。

やっぱりこういうことだろう。伊豆の伊東や稲取、土佐高知などで地キンメとしてブランド化ばやりでいろいろPRしている。ブランド化というのは値段を上げるための努力だ。そして庶民の食卓からは遠ざかっていく・・・

・・まぁいい。こうして市場に買いに来た時こそ千載一遇のチャンスだ。
自分の金で贅沢する分には文句はあるまい。

キンメの旬も比較的一年中おいしいとされている。それでも12月から2月の厳寒な時期が一番と言われている。

しかし今の時期ですばらしいこともある。キンメの産卵時期は晩春から初夏なのだ。
見てごらん、卵入りだぜ。

うまいに決まっている。

今回は半身を刺身に、頭と残り骨付きの半身を煮つけにした。
キンメは煮つけが有名だよね。でも刺身もごっつううまいで。

好きすぎるんですよ刺身。冷やしておいたステンのバットに魚を置き、赤くきれいな皮のところをバーナーでちりちりと焼く。香ばしい香りが好き。
皮がごわごわしたのが嫌とか皮にわずかにある臭みが嫌って人は皮をひけばいいけど、うちでは基本キンメの皮はひかない。炙るせいもあってかそんなに臭いと思ったことはないな。炙ったほうが、刺身に切りやすい気もする。
湯引きするのも一般的だけど、どうも湯でなにかおいしいとこが流れてしまう気がして僕はやらない。氷水につけるのもやらない。まぁやり方を知らないというのもあって。

で、キンメの炙り刺身。
激うま。刺身激うま。脂がのってる。香ばしさと脂の甘みが激うま。
脳天に一刺しされて〆てあったので、やっぱり管理がいいキンメだったんだろう。

そしてアラと頭と卵は翌日に煮つけにした。
当然のごとくうまい。キンメは最高だ。卵の煮つけもうまい。御飯とビールがすすむ君。

たまらん。

さて金目鯛、高い高いと書いてきたがこれ市場でいくらで買ってきたか。
1600円でした。

次はアオリイカ。

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