Carina Round
1979年4月20日生まれ
イギリス・ウェストミッドランド出身
彼女との出会いは2003年のタワーレコードだった。
「カリーナ・ラウンド再始動!」みたいな煽り文句が書いてあったと思う。
しかし僕は彼女を知らなかった。P・Jハーヴィー、パティ・スミスの後継者とか言われているなんてことも当然知らない。
そいでなにげなく試聴のヘッドホンをつけてみた。The Disconnectionというアルバム。ジャケットの視線が気になったのかもしれない。
その1曲目、少ない音数、印象的な乾いたドラムのリズム、そして声、エキセントリックでヒステリックなサビ。
速攻で買いましたな。
そのアルバムから2曲目の「Into My Blood」
なるほどパンキッシュで個性的なアルバムだ。
そしてなにより彼女の歌い方は情熱的で攻撃的だ。
彼女のことはよくわからない。なかなか日本では紹介されなかったからだ。
デビューアルバムの「ザ・ファースト・ブラッド・ミステリー」が全英チャートで1位。
これがまたジャズテイストでいいアルバム。
そのヒットから2枚目の「ディスコネクション」まで2年。曲調はますますディープに。
歌声は特にファルセットとかミックスボイスの出し方がきもちいい。凄みのある太い声も情感的。それとロバートプラントばりのビブラートというか声のゆらしが(くどいという人もいるようだが)迫力を増している。
これは僕の勝手な予想だけど、彼女はとてもナーバスな人なんじゃないだろうか。イライラしてたり突然笑いだしたりするような、とても付き合いづらい人なんじゃないだろうか。大勢に囲まれることをよしとしないタイプなんじゃないだろうか。
だからこんなにソングライティングにひいでていて、一度聴いたら忘れないような魅力的な歌を歌うこの歌姫があまり世界的にメジャーにならなかったんじゃないだろうか。いや僕が知らないだけで、十分メジャーなのかもしれないけど。
この写真は「Tha disconnection」の裏ジャケット。

この怖さが彼女をよく表してるような気がする。
よく知らんけど。


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