カクテル

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今日は色のついたお酒を飲んでる。

シーブリーズ。
クランベリーのピンクがなまめかしい。ウォッカだ。

スカイダイビング。
今度は青だ。ラムだ。

ところで皆さんは、もしくは美奈さんはお酒好きですか?好きだとすればどうしてですか?
残念ながら美奈さんという知り合いはいません。

人と飲むときは陽気な酒がいい。陽気が一番だ。楽しいひと時、その空間が好きだ。なんかしまりなく話せるし。

それとは別に独りで飲むのも好きだ。だけど自分の家ではめったに独りで飲まない。酒はいっぱいあるけどね。

お気に入りのバーに行く。
いくつかお気に入りがあるんだけど、いつも暫く一カ所に通っていて、なんか飽きて違うとこへ行く。
またそこにも飽きたら次へと移って行く。
しばらくするとまた最初の店に通うのだ。回遊魚みたい。

ホントはマエダ君がやっていたバッカスというバーがオールマイティでよかったのにつぶれちゃったからなぁ。お客さんいなくてめちゃ静かでよかったんだけどなー、だからつぶれた。
マエダ君は同級生だ。サラリーマンになったらしいけど、どうしてるかな。

 

ドライマティーニ。
あ、色はないけど。少しはジンを。

カウンターで詩を書いてみようかと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・何も書けない。いいや別に。

なんでもいいんだ、書き殴れれば。そう、書き殴るこの胸の中。ボクシングだな。牧神のボクシング。意味は無い。

書けないな。
ならばラブレターでも書こうか。はは、酔いが少しづつきたか。ナプキンに書く。すらすら書いてく。ああこれは詩かもしれないな。
ぐびぐび。堪能して捨てる。

ニューヨーク。
バーボンベースだ。この赤はなんの赤だろう。

Uの字になっているカウンターの向こうの外人はウディ・アレンに似ている。若い頃の。ウディ・アレンじゃかわいそうか、エルビス・コステロに似てる。トンガッテルころの。
コステロにはよく会う。ここじゃないも少し明るい店でも何度か。
そちらではコステロより背の高い、綺麗な女性(あれはほんとのブロンドだろうか)と一緒なのを見掛ける。コステロも独り用と二人用と店を使い分けてるんだろうか、なんて思ってたら当の女性が来た。なんだ関係なかったか。

コステロはオレのこと知ってるかな。今度やつが一人の時、「うぃーっす」と声をかけてみるか。
いやかけない。「SHE」なんか歌われたらかなわない。
そいじゃブロンドのほうにするか。いやそれこそ絶対に声などかけない。かけれない。シャイでしょ。そんな日は来ない。

そいでキューバリバー。
リバーは川じゃないぜ。キューバ万歳だ。

だいぶ酔ってくる。なんせ一杯づつじゃないから。
おっとこぼす。

布のコースターにこぼれると染みになって何かの形に。何テストだっけ?
エーベルバッハ・テスト?エロイカかよ。
なんとなくゴキブリに見えた。やーねー。ゴキさんに見えると僕の心理はどうなの?

なんか喋りたくなって、バーテンさんに「ほら、ゴキブリみたい・・・」と話し掛けようとして、忙し気だったしちょっとゴキブリはないかと思い直して、「ゴ、ゴキ、ごきげんよう」とお勘定。
「今日ははやいですね」「う、うん。ちょっとね」流れでね。

まぁ飲み過ぎないように気をつけあそばせてるのだよ。体壊したいわけじゃないし、心配かけたいわけじゃないからな。節操を持て、だ。

外へでると雨。傘をさす程でもない。ゆらりゆらり歩く。

 

#つれづれ

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